書籍の紹介– category –

続編の映像化も決まった青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。「桃太郎」など誰もが知る昔話をもう一度再構築して、密室トリックや叙述トリックありの本格ミステリーに仕立てた話題の一冊。

あなたはNHK特撮TVドラマ「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」を御覧になりましたか？ 今回は、このタローマンと連動している岡本太郎展の感想と、名著『自分の中に毒をもて』の紹介という二本柱でお届けします。なんだ、これは！

灼熱地獄のような暑さから涼しい風が吹きはじめたころ。そろそろ落ち着いて読書でもしたいな～という気分になってきたのではありませんか？ 今回は読書の秋にふさわしい、大人だからこそ味わいたい文庫本10冊をご紹介！

俳人・歌人・劇作家・映画監督とマルチに活躍した「言葉の魔術師」・寺山修司。彼が古今東西の名言を集めたのが、この『ポケットに名言を』です。歌謡曲の一節や映画のセリフまで入った世にも珍しい名言集をご紹介しましょう。

ティアララルン～♪ と歌いながら、ピンクのドレスをまとって登場するお笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」。お二人の飾らないのほほんとした日々の暮らしをつづったエッセイは、読めば気持ちがほぐれる楽しい一冊です。

原田マハ『異邦人（いりびと）』は、美しくも妖しい魅力を放つ京都を舞台にした＜第一級の名作＞です。一枚の絵画が引き起こす奇跡は、濃厚なワインのように心を酔わせてくれるでしょう。

お金に強欲な敏腕弁護士が、元彼の奇妙な遺言を受け、依頼者と共に巨額の遺産を手にしようと企む……。ドラマ化もされた、新川帆立のミステリー小説『元彼の遺言状』の魅力的なキャラはクセになります！

もし、何でも売ってる「夜市」があるとしたらあなたは何を買いますか？あるいは何を売りますか？――　今回ご紹介するのは、第12回日本ホラー小説大賞を受賞した恒川光太郎の『夜市』です。

累計60万部超のロングセラーとなった『マチネの終わりに』などで知られる平野啓一郎。氏が提唱するのが「スロー・リーディング」という読書法です。 10冊を読むよりも1冊を丹念に読むほうが人生にとってはるかに有益だと言うその理由とは？

「夜は短し恋せよ乙女」などで知られる森見登美彦。そんな森見氏が手がけた文豪の名作のリメイク「新釈 走れメロス 他四篇」は、誰もが知るあの作品を現代の京都に舞台を移して森見流に再起動（リプート）した連作集です。