コロナ禍でさらに需要も高まり、ますます一般化してきた電子書籍。
これからの読書について語るうえで欠かせない存在です。
最近は学校や就活、会社の課題としての小論文で、電子書籍が取り上げられることもあるとか。
このページをクリックしたあなたも、きっとそんな課題に悩んでいるのですよね?
今回は、「電子書籍のメリットデメリット」を小論文で書きたいと思っているあなたへ、電子書籍のメリット、デメリットをまとめてみました。
ポイントを分かりやすく伝えてね
お任せあれ!
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- 趣味は読書、歴史、カフェ巡りなど
小論文でもよくとりあげられる【電子書籍】のメリットとデメリットとは?
電子書籍とは、スマホやタブレット、PCなどの電子機器から読む本のことです。
日本の電子書籍の歴史は、1980年代後半に生まれたCD-ROM辞書がはじまり。
最初は読みにくいと不評だったのですが、やがてパソコンや携帯電話、そしてスマホ、ipadと多くの人が電子機器を身近に使うようになるにつれて、電子書籍も一般的に広まっていきました。(参考元:「日本の電子出版30年の軌跡:電子辞書・電子書籍の黎明期から現在まで」長谷川 秀記)
2021年度の電子書籍市場規模は5510億円、2020年度の4821億円から689億円(14.3%)増加したとのこと。
2026年度には8000億円の市場に成長すると予測されています。(参考元:『電子書籍ビジネス調査報告書2022』)
今後ますます普及していく電子書籍、そのメリット、デメリットはとういったものが挙げられるでしょうか。
電子書籍のメリットについて
電子書籍のメリットとして挙げられるのはこちら。
- いつでもどこでも本が買える
- 収納場所に困らない
- 持ち運びに便利
- 在庫切れがない
- 文字のサイズが自由に変えられる
- 読み放題や割引クーポンなどでお得に買える
それでは一つずつみていきましょう。
いつでもどこでも本が買える
電子書籍は、書店に足を運ばなくてもネットから自由に本を選んで購入できます。
近くに書店がない方も思い立ったらすぐに購入できますし、雨の日や深夜など、外出したくない場合でもスマホやタブレット、PCからすぐにダウンロードが可能。これは大きなメリットですよね。
収納場所に困らない
本好きにとって一番の悩みは、収納場所の問題。読み終わった本はもちろん、これから読もうと積んでおく「積読(つんどく)」の本など、気が付けばどんどん増えていって本棚をいくつ増やしても足りないほどです。
最近は「シンプルな暮らしをしたい」、「ミニマリストに憧れている」、という人も多いでしょう。本は読みたいけれど、保管場所に悩んでいる人は多いと思います。
しかし電子書籍であれば、何冊所有していても収納で悩む必要はありません。地震の際も積みあがった本の倒壊に怯えることなく、読みたい本をスマホやタブレットなどの端末からいつでも呼び出せるのです。
持ち運びに便利
毎日の通勤時や旅行の際には、文庫本を1~2冊持っていくという方も多いでしょう。中には鞄に常時4~5冊入れて、少しでも時間があれば読書をしている人、というのも私の周りにはいます。
その心意気やよし!なのですが、何冊も持ち歩くのは体力的にキビシイですよね…。
電子書籍なら、通勤中も旅行時もいつでもどこでもポケットから端末を取り出して、何冊でもどの本の続きからでも読めてしまいます◎
在庫切れがない
「新刊を買いに行ったけれど、すでに売り切れていて入荷待ちだった」「発行から何年も経っているから書店には在庫がなくて取り寄せするのに時間がかかった」
こういった経験をした方もいるでしょう。電子書籍は在庫が切れるということがないので、新刊でも昔に発行された本でも、電子書籍化されているものであればすぐにダウンロードできます。
文字の大きさが自由に変えられる
デジタルデータならではの良さとして、文字や図版が拡大できるということがあります。
自分の読みやすいようにフォントサイズや背景の色を変更することができるので、拡大鏡や老眼鏡などもいらずスムーズな読書ができるのが魅力ですね。
読み放題や割引クーポンなどでお得に買える
紙の本は定価販売が基本ですが、電子書籍は読み放題のプランがあったり、大幅な割引やクーポンが使えるストアもあります。
通常の価格よりも格安で本が読めるため、読書家であればあるほど電子書籍を使うことで節約につなげることもできるでしょう。
電子書籍のデメリット
反対に、電子書籍のデメリットとして挙げられるのはこちらです。
- 充電が切れたら読むことができなくなる
- 他人と貸し借りができない
- 長時間読んでいると目が疲れる
- 電子書籍を販売しているストアが終了すると読めなくなる
- パラパラ読みなどざっくり読むのに不向き
一つひとつ見ていきましょう。
充電が切れたら読むことができなくなる
いつでもどこでも好きな本を読めるところが電子書籍の魅力ですが、充電が切れてしまうと読めなくなってしまいます。
読んでいる最中に切れてしまったり、すぐに充電できない場所だったら最悪です。
移動中や旅先などへはモバイルバッテリーを携帯しておくか、スマホやタブレットのほかに電子書籍専用の端末を使い、電池の減りに注意するようにしましょう。
他人と貸し借りができない
おもしろいと思った本は、友人にすすめて感動を共有したいですよね。
紙の本なら「この本おすすめだよ」と貸してあげることができますが、電子書籍はそれができません。端末ごと貸すという手もありますが、端末には個人情報が入っています。端末の貸し借りはいくら仲の良い友人であってもやめたほうがいいでしょう。
長時間読んでいると目が疲れる
スマホやタブレットといった「バックライト方式」を採用しているディスプレイは、ブルーライトを多く発生する、という話をお聞きになったことはありませんか?
ブルーライトは、人の目に見える光(可視光線)の中に含まれているもの。紫外線の次に波長の短い光で、目の奥まで届きます。この光を長時間目に入れていると、目の疲れや睡眠障害などを引き起こすとされているのです。
電子書籍を長時間読む場合は、「バックライト方式」ではない「フロントライト方式」を採用している専用端末(Kindleなど)を使うとよいでしょう。
電子書籍を販売しているストアが終了すると読めなくなる
電子書籍を販売しているストアがサービスを終了すると、そのストアが管理しているデータは読めなくなる場合があります。
購入した作品が読めなくなるのはがっかりしてしまいますが、これを避けるにはなるべく大手の会社が運営しているストアを選ぶべき。しかしそうであっても100%安心とは言えないため、どうしても手元に残しておきたい作品は、紙の本でも持っておくと良いかもしれませんね。
パラパラ読みなどざっくり読むのに不向き
紙の本では、パラパラとめくってざっと本の内容をつかむことができますが、電子書籍ではそういった操作はできません。
ボタンやタップで戻ったり進んだりできますが、紙の本に慣れている人にとってはもどかしいと感じることも多いでしょう。また紙の本では、手の感触からも本の厚さからどのあたりの頁かを記憶しやすいと思います。
紙をめくるようにパラパラとめくれる電子書籍専用端末も発売されているようですが、まだまだ実際の手の感触に勝るものではないようです。
まとめ:小論文でもよく取り上げられる【電子書籍】のメリット・デメリット
今回は、電子書籍のメリット、デメリットをテーマに、小論文を書きたいという、あなたに向けて書きました。
電子書籍と紙の本、実はどちらも長所と短所があります。電子書籍のデメリットは紙の本のメリットともいえるでしょう。今回の小論文を書くことをきっかけに、電子書籍も紙の本も両方いろいろと試してみると面白いですよ。
ジャンルによっても、電子書籍のほうが読みやすいか、それとも紙の本が読みやすいか、変わってくるかもしれません。
あなたの小論文作成の参考に少しでもなれば幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
いつも本と一緒。本といる。
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